足腰の痛みが施術だけで治らない例。
股関節や足が重だるくて、時折針が刺さったように股関節が鋭く痛むという女性患者さんがおりました。以前から腰痛や足の痛みでいらっしゃっており通常の施術で緩和してました。しかし今回は、うまく行かないんですね。坐骨神経痛のようでもあるし、以前より強い症状で痛み止めも飲み始めました。どうしたものかと考えていたら、次来た時には全然痛くないと言うんですね。
何かしたの?と聞いたらビタミンB12の錠剤を飲んだら次の日から全然痛くないとおっしゃるんですよ。びっくりです。痛くなる1週間ほど前に食あたりになってしまい激しい腹痛と下痢が数日続いたとのことでした。それが原因かも知れません。ビタミンB12で末梢神経の傷を治す市販薬がありそれが効いたようです。
ネットで調べると腸内細菌にはビタミンB12をはじめビタミンB群やビタミンKをつくる働きがあります。食あたりによって腸内環境が悪化したためビタミンB12の供給が追い付かず痛みに過敏になってしまったのではないかと予想します。
それにしても劇的に治るってこういうのを言うんですかね。本人も嬉しそうですが、自分も嬉しいです。自分は今回力及ばずでしたが・・・。
栄養って大事ですね、改めて教えられました。消化吸収能力が落ちてくる高齢者や胃酸が少ない人にも似たようなケースがあるかも知れませんね。