鎖骨と肩の境目がポコッと飛び出して痛い
朝起きると鎖骨と肩の境目が痛いという患者さんです。昼間はさほど気にならないとのこと。
ポコッと飛び出している部分は肩鎖関節といって怪我で脱臼したりもします。本人は思い当たることは無い様子。
立った姿勢は左肩甲骨が右に比べて上に上がっています。仰向けでは左の鎖骨がやはり上がっています。
おそらく、肩甲骨の位置の左右差で鎖骨との関節にストレスが加わっているものと考えました。
肩の左右差の原因は右の腸腰筋(腰の骨と骨盤、太ももをつなぐ体の深部にある体幹筋です)の緊張で、腸腰筋が上半身を引っ張っているようです。
骨盤を矯正して腸腰筋の過緊張を解放しました。
肩の高さも左右差が気にならなくなったので様子見です。
痛みのある関節(肩鎖関節)は問題なさそうなので特に処置はしませんでした。
うまく症状が収まってくれるといいですが。
2018年10月05日 10:53